ロイヤル・アルバート・ホール 1966 - ボブ・ディランの来日公演に寄せて

前回取り上げた「イーゴリ・ストラヴィンスキーとヴァーツラフ・ニジンスキーの『春の祭典』」について、なによりぼくにとって印象深いのは、"Le massacre du Printemps" 「春の虐殺」とまで皮肉られたこの「春の祭典」初演時の混乱と喧噪のようすが、ボブ・ディラン「ロイヤル・アルバート・ホール」のライナーノーツの冒頭に引用されていたことです。 19…

続きを読む

イーゴリ・ストラヴィンスキーとヴァーツラフ・ニジンスキーの「春の祭典」

ぼくが描いた4つめのマトリョーシカのモチーフは、マトリョーシカが誕生したのと同じ19世紀末のロシアに生まれ、20世紀初頭の世界を席巻したバレエの天才、舞踏の神さま、ヴァーツラフ・フォミッチ・ニジンスキー。ということは前にも触れました。 ニジンスキー・マトリョーシカ #3「春の祭典」 4つめのマトリョーシカ https://timeandlove.seesaa.n…

続きを読む

クラッシュの「ロンドン・コーリング」と万年少女人形館の犬たち

下北沢のギャラリー「無寸草とづづ」にて3/2からはじまった毎年恒例の催し「お砂糖通り人形店」へ、初日の夜、オープニング・パーティにお邪魔してきました。 おかげさまで万年少女人形館の出品作品もおおむねご好評をいただいていたようですが、とりわけ意外だったのは、粘土で作った小さな犬たちが大人気で、この日すでに何匹もが飼い主が決まってお迎えされていったことでした。 こ…

続きを読む